土地活用で広く多くの人に知られている方法の1つが「駐車場経営(コインパーキング経営)」です。
今回は、これから土地活用として「駐車場経営」を検討中の方に「駐車場経営」のメリット・デメリットについてどこよりも詳しく解説していきます。
「駐車場経営」は、賃貸アパートや賃貸マンションを建てて経営する不動産投資比較しても、建築コストや経営の方法は比較的簡単に行うことができます。
ですが、その反面税金に関するデメリットも存在します。
- 駐車場経営のメリット
- 駐車場経営のデメリット
- 駐車場経営の税金に関すること
- 駐車場経営を行う流れ
また、比較的簡単に行うことができる土地活用でも、実際にどんな土地であれば駐車場経営ができ、どのくらいの資金があれば駐車場経営できるのか気になっていると思います。
駐車場経営のすべての疑問にお応えしていきますので是非最後までご覧ください。
駐車場経営の全知識とメリット・デメリットを徹底解説
駐車場経営は、土地活用の中でも比較的初期投資額が少なくはじめられる為、土地活用を行う人の中でも人気の土地活用方法となっています。
特に一番知名度がある土地活用の「賃貸アパート」や「賃貸マンション」といった土地活用方法では、初期投資額が億を超えることもあるので、失敗した時のリスクが怖いという方にも人気の土地活用が「駐車場経営」だといえます。
そんな駐車場経営のメリット・デメリットを解説していくとともに、駐車場経営で知っておきたい基礎知識についてすべて紹介していきますので、駐車場経営について知りたい方は必ず最後までご覧ください。
※駐車場経営以外にも検討しているという方はコチラの記事を参考にしてみてください。様々な土地活用の種類をランキング形式で紹介しています。
駐車場経営のメリット
駐車場経営のメリットから解説していきます。
駐車場経営の収益は安定している
- 形態にもよるが比較的収入は安定している
収益性という点でいうと、「安定」という言葉が最も当てはまります。
駐車場の台数によって、毎月の収益は大きく変わってくるといえます。しかし、「Times24」などの駐車場経営の会社に相談することで、初期費用・維持費などタイムズ24がすべて負担してくれ、あなたの負担をなしで駐車場の経営をスタートすることも可能です。
タイムズ24に依頼する場合は、駐車場開設後は駐車場の稼働状況にかかわらず毎月決まった賃料をもらうことが可能です。
※但し、機器の設置、舗装等を行う場合はオーナー側の負担になります。
管理・清掃など面倒な業務はすべて業者任せも可能
- 管理などは業者に任せられる
タイムズ24や三井のリパークなどよく見かける駐車場のプロである会社に管理などを任せることで、清掃・メンテナンスなど面倒な業務を任せることが可能です。
ですので、オーナー側は、賃料を受取るだけになります。
アパートやマンションなどは、急な支出が発生することもありますが、駐車場経営ではそのようなことはほとんどなく、リスクを最小限に抑えつつ、あなたの労力を最大限に抑え、経営できる土地活用方法になります。
駐車場の流動性・転用性アリ
- 解体が容易におこなえる
- 撤去も簡単
駐車場経営は、設備の解体撤去なども簡単に行うことができます。
ですので、短期的な土地活用を行いたい方でもすぐに始めることができますし、やめるときも比較的簡単にやめることができます。
駐車場経営では、契約した会社ごとに契約期間があるのでその契約期間内でやめることも容易です。
駐車場経営の柔軟性
- 狭小地や法律上建物を建てることができない場所でも駐車場経営は可能
- 土地の広さ・形状にかかわらず駐車場経営をはじめやすい
- 土地の一部分だけを駐車場にしたい等ニーズに合わせた変更ができる
- また解体もすぐに可能なので急な対処も可能
老朽化や災害リスクが少ない
駐車場経営は、「老朽化」「災害」リスクが少ないといえます。
賃貸アパート(木造)、賃貸マンション(SRC・RC)の場合は、耐用年数というものが決まっており、築年数が20年を超えると老朽化も目立ってきます。
しかし、駐車場の場合は、道路の舗装・金網フェンス・コインパーキングの場合はその機器などの設備だけなので、メンテナンスを行ったとしても、賃貸経営と比較しても10分の1以内に収まります。
また、近年災害などが頻繁していますが、駐車場の場合は仮に災害に巻き込まれたとしてもそこまでの被害は少ないといえます。また、被害が出たとしても、保険で回復することもできますし、マンションなどの土地活用と比較しても災害のリスクはかなり少ないでしょう。
駐車場経営メリットまとめ
- 契約方式によっては収益は安定している
- 狭小地などの建物が立てられない土地でも経営可能
- 自己資金0円からスタートすることも可能
- 流用性・転用性があるのですぐに解体撤去可能
- 短期間での土地活用方法としてもおすすめ
- 災害リスクも少ない
駐車場経営のデメリット
ここまで駐車場経営のメリットについてご紹介してきましたが、メリットはご理解いただけたでしょうか?
ここからは、駐車場経営のデメリットについてお話していきます。
駐車場経営での収益性は高くない
駐車場経営では、土地の広さが決まっていてその範囲でしか車を止めるスペースを作ることができません。(立体駐車場・タワー型駐車場は除く)
アパート・マンション経営の場合は、上に部屋をいくつも作ることができるので狭い土地だったとしても収益性を高めることが可能になります。
しかし、土地活用でかける初期投資も違いますし、一概に駐車場のほうが悪いという訳ではありませんが、通常の駐車場経営では大きな収益はそこまで見込めない可能性が高いという事は頭に入れておきましょう!
税制上のメリットが賃貸アパート・マンションと比べると少ない
アパートマンション経営の場合
- 固定資産税
- 相続税評価額
- 所得税
などの節税対策が可能になります。
節税対策のためだけにアパマン経営を行う方もいるほどです。
反対に駐車場経営の場合は、
- 建物がないため固定資産税は安くならない
- 舗装で小規模宅地の評価減を受けられる可能性がある
のみになります。
節税対策としては、駐車場経営はおすすめできないという事です。
駐車場の需要が少なくなる可能性も考えられる
近年、車離れが深刻化しているという内容をニュースで聞いたことがある方も多いと思いますが、全国の乗用車の保有台数は、年々増え続けています。
このことからも、駐車場経営するうえでは非常に良い傾向ではあるのですが、保有台数が増えているなら駐車場経営をしようは安易な考えになります。
最大の理由は
- 少子高齢化・人口減少で運転する人が減っていくから
です。
人口が減っていくことで、空き家・空室が増え、駐車場の需要も減少していく可能性は大いに考えられます。
また、都市部などの交通機関が発達したエリアでは、車が必須ではないこともあるので駐車場の需要が少なくなっていく可能性も考えられます。
しかし、最近では、カーシェアリングなどのサービスも増えてきておりカーシェアリングの車が置いてある駐車場のレンタカーは頻繁にレンタルされているエリアもあるほどです。
ですので、経営の仕方によってはこの点はデメリットにはならない可能性もあります。
駐車場経営のデメリットまとめ
- 収益はそこまで大きくない
- 節税効果をあまり期待できない
- 駐車の需要が少なくなっていく可能性が高い
駐車場経営は、アパマン経営と比較するとどうしても収益性は高くないといえます。また、こちらの節税効果もアパマン経営と比べるとあまり期待できないのが現状です。
そして、将来的には人口減少の影響もアリ、駐車場の需要が減少していく可能性が高いといわれています。
しかし、この点は、カーシェアリングなどの付加価値を上げるサービスを提供するなどの経営工夫を行っていくことで他の駐車場と差別化を図っていくことも可能だと考えています。
駐車場経営で知っておきたい駐車場の種類と経営方式
駐車場経営では、主に2つのパターンが存在します。
「月極駐車場」と「コインパーキング」です。
そして、それぞれ2種類の方式に分かれます。
月極駐車場
- 管理委託方式:月極駐車場の管理(トラブル含む)・利用者募集を委託する方法
- 一括借上方式:業者に駐車場を一括で貸して業者が駐車場経営をする方法
3つ目は、自己管理ですべて管理する方法もあります。
私の実家でも、月極駐車場を運営していますが、トラブルなどが起こる可能性もあるので業者に任せる方が安心かと思います。
月極駐車場 |
初期投資 | 募集業務 | 管理・運営業務 | |
管理委託方式 | オーナー | 業者(不動産会社) | 業者(不動産会社) |
一括借上法式 | オーナー | 業者(不動産会社) | 業者(不動産会社) |
コインパーキング
コインパーキングの場合は、精算機やロック版などの専用の設備機器を準備しなければいけないので
- 土地賃貸方式:業者に土地を貸し毎月一定の地代を受けとる方法
- 自己経営方式:自己負担で初期投資を行い業者に管理・運営を委託する方法
コインパーキング |
初期投資 | 募集業務 | 管理・運営業務 | |
土地賃貸方式 | コインパーキング会社 | コインパーキング会社 | コインパーキング会社 |
自己経営法式 | オーナー | コインパーキング会社 | コインパーキング会社 |
駐車場のニーズが多いエリア(地域)は?
駐車場がもっともニーズが多いエリア(地域)は、やはり駐車場を作る場所の地域によって異なります。
都市部のほうが重要があるかと言えばそういう訳でもありません。都市部のほうでは、交通機関が発達しているため一概に需要があるという訳でもないのです。
東京での需要よりも、地方都市での需要が高いというデータもでており、「東京」「愛知」「大阪」の3大都市では、「空いている駐車場が見つからない頻度」が年に1回以上あるという人が「東京都82.6%」「大阪府76.1%」に対して「愛知県86%」でした。
実は、愛知県は、車の保有台数が日本一と東京よりも100万台以上も多い車保有台数の結果が出ています。そのため、人口が多いからと言って需要があるわけではない結果になっています。
- 駐車場の需要は人口が多いからと言って多いわけではない
- 駅近の駐車場がもっとも利用頻度高い可能性もある
- 都市部の主要エリアの周辺駐車場も需要アリ
都道府県別保有台数(5大都市)
年別の全国の乗用車保有台数
駐車場経営に向いているはこんな人!!
- 初期投資資金を少なく土地活用したい人
- すぐにでも土地活用はじめたい人
- 将来土地をどのように活用するか悩んだり迷っている人
- 短期的な土地活用を検討している人
- 建物を建てられない土地をお持ちの人
- 建物の一部の空きスペースを有効活用したい人
初期投資資金を少なく土地活用したい人
- 土地活用をしたいけど大きな借金をしてまで活用したくない人
- 自己資金をそこまで出さずに土地活用をはじめたい人
このような方に「駐車場経営」はおすすめです。
また、駐車場経営は0円からスタートすることも可能ですので手軽に始められる駐車場経営と言えます。
すぐにでも土地活用をはじめたい人
- 今すぐにでも土地活用をしたい人
このような人には「駐車場経営」がおすすめです。
アパマン経営などの土地活用は、どれだけ早くても事業スタートは3カ月~とどうしてもタイムラグが発生してしまいます。
しかし、駐車場経営であれば、土地に建物が建っていたとしても解体から舗装し、設備機器の設置まででも1カ月ほどあればスタートすることが可能です。
さらに、すでに舗装されている土地であれば設備の設置をするだけなので管理を任せる会社が決まっているのであれば半月で始められる土地活用方法となっています。
将来その土地をどうするか悩んでいる人
- 遊休地の活用方法を迷っていたり悩んでいる人にもおすすめ
- 駐車場の設備などをすぐに撤去できるし解体も簡単に行える
駐車場経営は、流動性・転用性に優れていると「メリット」の部分でも紹介しました。
土地は、そのままにしておいては何も生み出さないだけでなく経費しかかかりません。どんな土地活用方法にしようかを検討中で迷っているのであれば、まずは駐車場経営からスタートするのも賢い土地活用です。
駐車場経営をスタート後、べつにやりたい土地活用方法が見つかれば、駐車場の設備や解体などの撤去をすぐに行うこともできます。
短期的に土地活用をしたいと考えている人
- ちょっとの間だけ土地活用をおこないたいという人にもおすすめ
- 売却を検討しているから短期的で行える土地活用をしたい人
ここまで何度も行ってきましたが、駐車場経営で必要な設備・機器があったとしてもすぐに撤去することが可能です。
また、駐車場経営をおこない場合最速で半月程度。これほどすぐに土地活用できてやめたい時もすぐ辞められる土地活用方法は少ないので、短期的な土地活用をおこないたい人にはおすすめの土地活用方法と言えます。
土地の売却か土地活用どちらにしようかと悩んでいる人は多いですよね。そんな時も駐車場経営は、ベストな選択と言えます。
売却する場合、いくらで売れるのかをすぐに調べたいならこんなサービスを利用してみてください!複数の不動産会社から査定価格を提示してもらえ、簡単に査定価格を比較することができます。
建物は建てられない土地を持っている人
- 土地が狭すぎて建物を建てられない土地を持っている
- いびつな土地を持っている
このような土地を持っている方は多いと思います。本当は、アパマン経営などをやってみたいけど現実的に無理そうだ。
そんな方には駐車場経営は最適だといえます。まずは、土地活用のプロに相談してみましょう!
建物が建っている一部の空きスペースを活用したい
建物が建っているけど、一部空きスペースがあるからそこを駐車場として利用することも可能です。
せっかくの土地なので少しでも無駄なスペースにしておきたくはないので、そんな時は駐車場にする方法も賢い土地活用方法と言えます。
ちょっとしたスペースも駐車場として活用でき、1台分からもスタート可能なので、スペースがあるのにうまく利用できていないのであれば、まずは土地活用会社に相談してみましょう!
駐車場経営を始める4つの流れ
ここからは駐車場経営を始めるまでに行う流れについて紹介していきます。
駐車場経営ができるできないの判断は一般の方でも行うことができますので、お時間がある方はご自分で調査してみてもいいでしょう。
しかし、最終的な判断は駐車場経営のプロである会社が行っていくので、自分で調べるのが面倒な場合は、自分で調査せずに駐車場経営のプロである業者にすぐに相談しましょう!
但し、自分自身で調査して内容を理解することで最終的な決断をすることが可能になるので、駐車場経営に興味をお持ちであれば各ステップを事前にチェックしておきましょう!
- 土地が駐車場として利用可能か調査する
- 土地の周辺就社上の需要・相場を調べる
- 月極駐車場・コインパーキングにするか判断する
- 駐車場運営会社に相談する
基本的な流れはこのようになっています。
1.所有している土地が駐車場として利用可能か調査する
- 車が出入りできる道路との接道があるかをチェック(幅員4m以上があるとベスト)
- 道路と敷地に高低差を確認(造成の必要がある可能性もあるため業者要相談)
- 敷地形状を確認(何台止められるかをチェック)
普通車1台あたりに必要な駐車区画:2.5m×5mもしくは3m×5.5m
駐車場内に道路の広さ:最低4m以上もしくは5m以上
大型の車が難なく駐車できるように
駐車区画3m×5.5m、車路幅員5m以上あると理想的な区画割といえます。
2.所有する土地の周辺パーキングの需要と相場を調べる
- 周辺の月極駐車場の相場を「駐マップ」で調べる
- 「コインパーキングマップ」で周辺コインパーキングの相場を調べる
コインパーキングマップでは、それぞれのコインパーキングの料金も簡単にチェックすることが可能です。
月極駐車場の相場を調べる際は、周辺の月極駐車場の管理会社に確認しないとわからない場合もあります。
そのような場合は、土地周辺の駐車場を歩いて探して相場チェックするようにしてみましょう。
3.月極の駐車場又はコインパーキングにするかを判断する
駅が近くにあるような土地であれば、駐車場の需要も高いと判断できるため、月極駐車場よりもコインパーキングとしての方がメリットが高いといえます。
土地の立地などを考慮し判断すると良いでしょう。
どちらがいいのか判断が難しい場合は、プロに相談すると良い答えが返ってくるはずです。
月極駐車場のメリット
- 長期的な契約が見込める
- 設備などの機器が必要ないので費用がかからない
月極駐車場のデメリット
- 空きが出ると賃料が0になる
- 空きが埋まるまで時間がかかることも
コインパーキングのメリット
- 空車リスクがなくなる
- 方式によっては初期投資が0
コインパーキングのデメリット
- 料金未払いで出庫されることもある
- 設備などが壊されることもある
月極駐車場とコインパーキングを比較した時の【例】
駐車可能台数5台・月極駐車場1万円/時間貸し1時間100円の場合を比較
月極駐車場
:1万円×5台=5万円
コインパーキング
:100円×5台×24時間×30日=36万円
あくまで単純な計算ですが、このように大きな差を生むこともあります。
コインパーキングの場合、常に満車になることはないでしょうが、立地や料金によってはこのようにフル稼働させて収益を生み出すことが可能になります。あなたが所有する土地の特性を考慮しつつどちらにするか判断するといいでしょう!
4.駐車場を運営する会社に相談する「駐車場運営 会社一覧」
主な駐車場運営会社はこのようになっています。
特に「三井のリパーク」や「タイムズ24」などが運営する駐車場を利用したことがあるという方も多いと思います。豊富な実績・ノウハウを持っているので駐車場経営に興味をお持ちの方は一度相談してみましょう。
駐車場運営会社の上手な選び方
- 複数(3社以上)の駐車場運営会社に提案依頼を相談する
- 提案プランを比較する
- 興味がひかれた提案を受けた業者・担当者と話して最終的な判断をし選ぶ
駐車場運営会社によっても様々なプランを提案してくれるはずです。また、収益性もバラバラです。
その中からあなたが一番興味を持ったプランを提案してくれた業者に相談し、担当者を比較し最終的な判断をして任せる業者を選ぶようにするとあとあと後悔しない選択になるはずです。
駐車場経営を行う際の4つの注意点
駐車場の形態と立地が重要
駐車場経営は「どこでどのような形態で運営するかが成否を分ける」ということを頭に入れておいてください!
- 住宅地の中心部では「月極駐車場」の需要が高い
- 病院・商業施設・駅であればコインパーキングの需要が高い
この基本を覚えておきましょう!
一般的な駐車場に向いているのは車や人の通りが多く、道が狭くない場所です。
駐車場が少ない集合住宅地であれば月極駐車場の需要がさらに多くなり、駅やバス停などが近くになり施設などへ行く場合は、コインパーキングの需要が上がります。
周辺環境を調査して、どのような駐車場を運営することで収益を最大化できるのか考えていきましょう♪
収益予想は慎重に行うこと
- 常に満車想定での収益予想をしないこと
- 稼働率は8割で収入・収益を計算すること
コインパーキングの場合も同様です。
10台分のスペースがあり、1時間の平均駐車料金が400円と仮定します。1日あたりの稼働時間が6時間で、年間の管理コストと税金の負担が250万円とします。1年間の収入は、876万円(400円×6時間×10台×365日)となり、収益は626万円です。しかし、実際の稼働時間が5時間となると、収入が730万円で収益は480万円にとどまります。
1時間空車になるだけで金額が大幅に掛かってきます。また、コインパーキング内でのメンテナンス、最大料金や深夜価格などを設けることで空車を防ぐメリットにはなりますが、収入にばらつきがでることも考える必要があります。
引用:HOME4U
このようにリスクを想定し、駐車場経営をするか判断するようにして下さい。
駐車場運営会社のプランは、甘い想定をしている可能性もあるので、提案してもらってもそのプランを鵜呑みにするのは少々危険と言えます。
あまりうまく埋まらない場合でも収益がしっかりと見込めるのかを判断し見極めると失敗という二文字はそうそう浮かんでこないでしょう!
駐車場経営の利回りは「実質利回り」で検討する
投資をする場合、必ずでてくるのが「利回り」です。
投資した金額に対して「どのくらいの割合の収益」が得られるかが重要なのです。「利回り」は2パターン存在します。「表面」と「実質」に分けられます。
- 表面利回り=年間収入÷総投資額×100
- 実質利回り=(年間収入ー諸経費)÷総投資額×100
不動産投資の際最も重要視すべき「利回り」が【実質利回り】です。
アパマン経営もそうですが、駐車場経営する際も必ず経費が掛かってきます。「総収入」から経費を差し引いた収益で利回りを判断することが本当に重要です。
周辺の駐車場の相場を含め料金を設定すること
- ライバルの駐車場ができても差別化できるプランを考えておく
- 対応策を考えておく
駐車場経営をスタート後、近隣にあなたが運営する駐車場よりも安い金額のコインパーキングができたとします。
そうすると、稼働率が一気に落ちて収入が激減する可能性があります。駐車場経営をスタートしたころは、周辺の駐車場よりも安い料金設定で高い稼働率を出せていても十分な収益が挙げられたとしても、ライバルとなる駐車場ができるとライバルに顧客を奪われる場合があります。
周辺の相場チェックは定期的に行うようにし、稼働率をしっかりチェックしておくとライバルとなる駐車場ができてもあたふたせずに対応することが可能になるでしょう。
以上、この4つをしっかりと頭に入れておくことで、駐車場経営の成功率は格段に上がるはずです!!安易な気持ちで駐車場経営をスタートするのは、いくら初期投資額がすくないといってもリスクが大きいので、ここで紹介した「メリット」「デメリット」「注意点」をおさえて、しっかりと駐車場経営できるようにやっていきましょう!
テナント経営以外の土地活用方法も検討したい人におすすめのサービス
土地活用は様々な種類が存在します。
駐車場経営以外にも別の土地活用方法も検討したいという人にはとっておきのおすすめのサービスがあります。
それが
「土地活用プラン一括資料請求サービス」です。
土地活用の種類やそれぞれのメリット・デメリットについてはコチラの記事を参考にしてください。
「一括資料(プラン)請求サービス」のメリット
- 所有する土地に最適な土地活用方法を提案してもらえる
- 土地活用のプロに簡単に相談することができる
- 忙しい方でも数分で土地活用プランを請求することができる
- 信頼できる土地活用会社を知ることができる
- 収益を最大化できるベストな土地活用プランがわかる
- 複数の土地活用会社のプランを一度に比較することができる
一括資料(プラン)請求サービスはこのようなメリットが存在します。
駐車場経営だけ、もしくは駐車場経営しかできないと決めつけず、まずはプロに相談してみることで、様々な土地活用の可能性を広げることができます。
また、仕事が忙しく土地活用の話を進めていきたいのに時間がないという方でも、1分ほどの情報を入力するだけで簡単にプランを請求することができるのです。
おすすめする土地活用プランの一括資料請求サービスの基準
土地活用の資料請求サービスを行っている会社は少なくとも10社以上存在します。
これまで私が経験してきた中で
- 対応エリアが広い
- 参加している企業の信頼性が高い
- 安心して土地活用のプランを請求してもらえる
という基準を元に3つの資料請求サービスをご紹介しておきます。
土地活用サイトランキング1位【土地活用のHOME4U】
NTTデータグループが運営する不動産一括査定サイトでも有名な「HOME4U」です。
あなたの土地にあったベストな土地活用方法を提案してくれる企業を紹介してもらうことができます。
土地活用はどうしても失敗する可能性もありますので、まずは信頼できる土地活用に詳しい企業に相談することをおすすめします。
そこで、最も信頼できる土地活用サイトが【HOME4Uの土地活用】です。利用者数はなんと700万人以上という実績もあるので、土地活用の相談を初めておこなう方には安心して利用してもらうことができます。
また、不動産投資についても相談することができるので、幅広い土地活用の提案を受けたいのであれば一番おすすめと言えます。
※詳細ページでは、HOME4Uの土地活用の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
土地活用サイトランキング2位【リビンマッチ】
土地活用サイトのおすすめ第2位はリビンマッチ土地活用です。
『リビンマッチ土地活用』に登録している土地活用会社は、80社を超えています。
『リビンマッチ 土地活用』で、資料請求することができる土地活用のプランは、「賃貸アパート建築」「賃貸マンション建築」「高齢者向け賃貸住宅建築」「駐車場経営」「戸建賃貸」「資産活用の相談」の6種類あります。
アパート・マンション経営や駐車場経営など賃貸経営をご検討の方や、プランは未定だけど土地活用をしたいとお考えの方におすすめのサービスです。
※詳細ページでは、リビンマッチ土地活用の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
土地活用サイトランキング3位【タウンライフ土地活用】
第3位はタウンライフ土地活用です。
土地活用について相談できる会社は全部で200社以上!!
「タウンライフ土地活用」では、アパート建築、マンション建築、駐車場経営など各企業ごとの、「活用プラン」「見積もり・収支計画書」「市場調査書」を無料でお受取りいただけます。
通常の一括資料請求サイトのような資料が届いて終わりではなく、あなたのニーズや目的に一番最適なプランの提案してくれます。
≫≫タウンライフ土地活用の口コミ・評判とおすすめするポイントを徹底解説
知っておくべき駐車場経営のメリット・デメリットと7つの基礎知識!!まとめ
- 契約方式によっては収益は安定している
- 狭小地などの建物が立てられない土地でも経営可能
- 自己資金0円からスタートすることも可能
- 流用性・転用性があるのですぐに解体撤去可能
- 短期間での土地活用方法としてもおすすめ
- 災害リスクも少ない
- 収益はそこまで大きくない
- 節税効果をあまり期待できない
- 駐車の需要が少なくなっていく可能性が高い
本格的に駐車場経営をスタートする前に知っておきたい4つの注意点が
- 駐車場の形態と立地が重要
- 収益予測は慎重に行うこと
- 実質利回りで計算すること
- 周辺の相場を含め慎重に料金設定をおこなうこと
この点をしっかりとおさえ、駐車場経営をスタートさせていきましょう!!