不動産を売却するときにベストな時期として【売り時】という言葉があります。
また、逆に不動産を購入するベストな時期として【買い時】という言葉もあります。
ベストな時期とは〇月もしくは〇月をイメージする方もいれば、201〇年をイメージする方がいると思いますが、今回は、月・年どちらもベストな時期がいつなのかについてご紹介していきます。
またその他にもいくつかのベストなタイミングについても紹介します。
不動産売却を検討している方は今回紹介するベストな時期をしって賢く少しでも高く売却できるようにしていきましょう。
不動産を売却する時期で一番売れやすいのは何月!?
まずは、毎年何月が活発的に売却されているかを紹介していきましょう。
それが大体2月・3月・4月・5月あとは6月あたりが年間で売買成立が多い時期になっています。
なぜこの時期なのかというと、年末・年始というのは比較的帰省される人が多く、家族や親せきといった親族に売却の相談後、不動産を売りに出される方が多いためと言われています。
ですので、年間で一番売りに出して売却しやすい時期は2・3・4・5・6月あたりですので、もし所有している不動産の売却を検討している方はまずは売却の準備するために不動産会社などに相談していきましょう。
毎年若干のずれはありますが、やはり年間でみると3月~6月がもっとも成約件数が多い時期になります。
コチラの資料は西日本レインズがだしている資料で物件の売買成立した件数が掲載されています。
出典:西日本レインズ
2018年は福岡を含め東京・大阪・愛知などで全国的に不動産は売り時!!
現在、不動産の価値自体がすごく上がっています。
まさに不動産は福岡のみならず東京・大阪・愛知・静岡・札幌・神戸・仙台など大きな都市部では売り時の時期と言えます。(東京などはオリンピック手前までは上がる可能性がありますが、金融機関の関係では正直はっきりとはわかりません)
まったく利用していない家やマンションもしくは、相続で引き継いだ不要な不動産がある場合まずは、不動産会社に査定を依頼し、売却の準備をおすすめします。
2018年は、本当にピークもしくは1歩手前のところまできていると思います。
ですので、まずは売りに出すというよりも現在であればどれくらいの査定価格を提示してもらえるのかを知っておくだけでも損はないはずです。
≫≫福岡で高く不動産売却するならベストな時期は2018年がピーク【今が売り時】
不動産売却を希望通りに行うために知っておきたい3つのこと
売買を成立するためには売主と買主がいて初めて成立する
現在住んでいる家やマンションを売却したい、相続して引き継いだ不動産が不要だから売却したい、など売却する理由はひとそれぞれですし、売りたいと考えている時期も様々です。
売却を検討したら「不動産会社に売却依頼もしくは査定依頼」をおこなってもらいます。自分では不動産売却は難しいので、取引相手(買主)をみつけてもらい売買を成立してもらわないといけません。
ここでは、あなたが「少しでも良い条件で不動産売却をしたい」と考えているのであれば事前にやっておきたい準備について解説していきます。
不動産売却を成功させるためにはかならず売主であるあなたと「買主である第3者(相手)」が必要になります。
これは、現在住んでいる家やマンション・活用できていない不要な不動産・収益などを生み出す投資物件でもすべて同じです。
売りたい売りたいだけでは、まず売れることなく、売主に売主だけの事情があるように買主にも買主なりの事情があります。
ですので、売りたいと考えていてもすぐに売れることはなく買主がいないとどうしようもありません。希望通り売却を行いたいのであればぜひ参考にしてください。
己を知り相手を知り市場状況を知ることが大切
売却するのは己であるあなたです。そして、売却するものはあなたが所有している不動産(家・マンション・土地etc)です。
購入してくれるのは第3者である他人(相手)です。
そして、市場の状況を知ることの3つが非常に重要になってきます。
自分と自分が所有している不動産・購入をしてくれる相手・そして市場状況を知ることで売却を成功させられるかが変わってくる可能性があります。
己を知る(売却予定の物件の特徴・自分を知る)
まずは、なぜその不動産を売却するのか理由を教えてください。
そして、いつまでに売却したいのか?どんな条件で売却を希望しているのか?
紙に書き出してみましょう。
「とにかく売れればOK」「希望の条件は特にない」というような考え方でいるのであればその不動産の売却は難しい可能性があります。
というのも、具体的な理由・希望などがないと、もし購入を検討している人が現れても即決断ができない可能性もあり、また優柔不断では協力してくれている不動産会社の担当者も愛想をつかす(全力で協力はしてくれない)かもしれません。
売却するときは、査定価格を聞いて、その後最低でも○○○○万円で売却したい!や「3カ月以内に売却したい」などはっきりと希望と理由を説明できるようになることがうまく売却するコツでもあります。
また、以前不動産売却の5W2Hを紹介しましたが本当に売却したい場合はこのような具体的なものを決めておくことがポイントになります。
- Where・What=どこのどの不動産を売却するのか?
- Who=誰の意思で売却をするのか?
- Why=なぜ売却するのか?動機
- When=いつ売却するのか?時期
- How=どのように売却するのか?
- Howmuch=いくらで売るのか?
その他にも大切なことはあります。
それが、売却する物件のアピールポイント(長所)とウィークポイント(欠点・弱点)を知ることです。
購入者する人に力強くアピールできるようにしっかりと紙に書き出しておきましょう。
そうすることで、チラシなどを出してもらったときなどにもあなたの家にマッチした購入希望者が現れやすくなるはずです。
相手を知る
自宅の特徴を知るとどんな人に向いている物件なのかということがだんだんとイメージすることができるようになるはずです。
例えば小学校や中学校に近い物件であれば「子供が大きくなったため戸建てへの引っ越しを検討している人向けの物件かな」や「日当たりのよいマンションであればはじめてマイホームを購入する夫婦に向いた物件かな」などなど少しずつイメージができるようになってきます。
ですので、どんな人へ向けて物件アピールしていけばいいのかを考えることでその人たちが興味を持ちやすいフレーズやアピールポイントを前面に押し出すことで購入希望者を見つけやすくすることができます。
【サラリーマン&ファミリー:転勤・子供が大きくなった・子供が独立したなどなど】
【20代や30代の若い夫婦:結婚・子供ができたなどなど】
【シニア世代:住み替え】
このように、どんな人をターゲットとしてみるのかによって売却する時期は変わってくるともいえます。
子供の新学期などをめどに新しい家を探されている人であれば3月もしくは4月までに購入を検討しているでしょうし、結婚を機に新居を購入しよう考えている人であれば真夏・真冬以外の月で需要が増える可能性があります。
ですので、ターゲットが活発に動く時期はいつなのかを見定めて動くことで売却しやすくなるというのを覚えておきましょう。
不動産市場の状況を知る
次に不動産市場の状況をよく知ることが大切です。
ほとんどの方がそうだと思いますが、やはり少しでも所有している不動産を高く売却したいはずです。
だれも安く売りたいとは考えていないはず。
不動産をあなたの希望通りに売却するためにも「景気動向」「金利動向」「不動産価値の動向」「税制」などはできる限りチェックしておきましょう。
ちなみに、現在日本の都市と呼ばれる地域の不動産は軒並み価値が上がり続けています。また、住居用の家やマンションなどには金融機関もどんどん融資をされていますし、金利も低水準を維持しているのでまさに今が売り時の時期になっています。
もし、検討しているのであればあなたが住んでいる地域の不動産価値は上がっているのか?などをチェックし売却を進めていってもいいかもしれません。
不動産売却で知っておくべきその他の5つのベストなタイミング
そして最後に売却を行う上で知っておきたいタイミングについても解説しておきます。
このタイミングはうえのほうでも言っている内容も含みますが、このタイミングを知っているか知っていないかで1000万円の違いを生み出す結果になる可能性もあるので頭に入れておいてほしいと思います。
値上がり・価値が下がる・手残りを知っておくこと
不動産の価値は緩やかですがあがったりする時期もあれば下がったりする時期もあります。
値上がりするときに売ることができればそれが一番いい売り時なのでよく市場の状況を見るようにしておきましょう。
価値が下がる
価値が下がるというのは、建物の部分(土地は市場価格の変動はあるが基本的には価値が下がることはない)になります。
建物というのはできた時が一番価値が高く(済んだ瞬間に下がる)、築年数が増えるごとに価値がさがっていきます。
売却を検討する場合は、10年以内に売却すると売却しやすいですし、うまくいけば売却益が得られます。
市場状況から知る売却のベストタイミング
ここ数年日本の都市部と呼ばれる場所では不動産の価格は上がってきています。
福岡も4年ほど上がり続けていますし、もちろん東京でも上がり続けています。
ですので、市場が上がり続けている今こそ売ることで高く売却することが可能になります。
このような市場の状況をみつついいタイミングで売却できるようにしていきましょう。
この価格の資料は首都圏のデータになりますが、首都圏は特に東京ではオリンピックまで伸びていくと予想されています。
しかし、価値自体があがっても金融機関がローンを貸し渋っていれば購入者希望者は購入することが難しくなるので、金融機関の情報もいろんなところから集めながら売る時期を検討するとさらにいいかと思います。
月・季節から知る売却のベストタイミング
最初のほうでも、売買成約が伸びる月があるといいましたが、季節の売却タイミングがまさにそれです。
サラリーマンに向けて売却するのであれば、3月もしくは9月前を狙うなどあなたの物件を購入してくれやすそうなターゲットを狙ってどの時期に売却をすすめていくか検討してみましょう。(2月~6月までは比較的取引が多くなります。)
また、その時期1,2カ月前には売りに出しておくと焦らずに進めていくことができるので事前に余裕をもって話を不動産会社と進めていってくださいね。
築年数から知る売却のベストタイミング
中古住宅でも家やマンションでは造りが違います。
戸建ての場合は、木造になり、マンションの場合はRCと呼ばれる鉄筋コンクリート造になります。
この木造かRCでは、耐用年数というものがあり木造かRCかで異なってきます。
日本人は、特に築年数を気にする方が多くいるので築浅のほうが売却しやすいといえます。また、この耐用年数で融資がおりやすいおりにくいというのもあるのでその点は理解しておきましょう。
戸建てであれば5年~6年がベストな売却タイミングになり、分譲などのマンションであれば築8年~9年がベストな売却のタイミングといえます。
そして、価格が大きく下がってきてしまうのが15年を超えるあたりからガクッとさがってくるので売却を将来的に検討している場合はそれまでには売却を進めておきましょう。
税金面から知る売却のベストなタイミング
私のおすすめとしては5年を超えたあたりで売却をすることをおすすめします。
というのも、5年未満の物件を売却・5年超えの物件を売却する場合、利益(譲渡所得)が発生すると所得税を納めることとなります。
私の投資用物件も今売却するとどうしても利益がでてしまうのでこの税金を考えて売却を進めています。
ただ、あくまでこの場合は収益物件を持っている人に関係があるといえるのですが、居住用の家やマンションの場合「3000万円の特別控除」の適用があるため居住用の不動産売却の方であればあまり気にしなくても問題ないかと思います。
所有期間 | 所得税 | 住民税 |
5年未満 | 30% | 9% |
5年超え | 15% | 5% |
10年超え | 課税譲渡所得うち6000万円以下 10%課税譲渡所得のうち6000万円超え 15% |
4%
5% |
税金のことを考えるのであればまずは5年を超えて売却するようにしておきましょう。
不動産(家・マンション)は購入後から何年たつと売りやすいのか?
こちらも先ほどもいいましたが、戸建てであれば5年~6年で、マンションであれば8年~9年くらいと考えておきましょう。
不動産売却の時期の決め方とは?
売却の時期は狙っているターゲットが購入をよく検討している時期に売るようにしましょう。
売却を決めていつ売ればいいのか迷ったらまずは査定依頼を行う
売却を決めたけど実際いつから始めたらいいのかわからないという方は、まずは不動産一括サイトで査定依頼を行ってみましょう。
基本的に、不動産一括査定サイトは無料で査定依頼が可能なので売却を検討しているけど迷っているという方にはおすすめです。
ここで、私も利用している全国に対応している不動産一括査定サイトを紹介しておきます。
NTTグループが運営する日本初の不動産一括査定サイト
≫≫【HOME4U】
不動産ポータルサイトとして有名なホームズの一括査定サイト
≫≫HOME's
HOME’S(ホームズ)の不動産売却一括査定サイトの口コミ・評判まとめ
2017年1月~12月までに利用者数440万人の不動産一括査定サイト
≫≫リビンマッチ
査定価格を聞いてから決断したらいい!!別に価格に納得できなければ売りに出さなくてもOK
基本的に査定価格を聞いてから最終的な判断をすればいいと思います。
不動産会社の査定価格を提示してくれた担当者とじっくり話すことで実際売るべきなのか売らないほうがいいのかわかることもあるので不動産売却に関する悩み不安などを親身に聞いてくれる会社と担当者を探すいい機会にもなります。
私自身も、HOME4Uは利用したのですが、大手の不動産会社(住友林業・三井住友トラスト不動産etc)・地場の不動産会社の方たちとお会いしましたが親身に聞いてくれる担当者だったのでこれからもお付き合いしたいと思った人と出会うことができました。
ですので、まずは査定を行って迷いをなくしどうするかはっきりできるようになります。
不動産売却で知っておきたいおすすめの内容
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